2023/02/18
NAPs Human
今回は、ベトナムから来日し日本を拠点に活動しているクエ先生に、実際に海外で働き、生活、子育てする際の経験談や感じたこと、また、ベトナム ハイズオン出身のクエ先生から見た日本とベトナムの様々な違いについてお話を伺いました。
今回のインタビュー、クエ先生がベトナムに里帰りしている中、オンラインでのインタビューとなりました。インタビュー時には、クエ先生のご実家の近くで工事をしているということで停電が頻繁に発生。いつ停電するかヒヤヒヤしながらのインタビューでした(笑
ベトナムの高校を卒業後、地元の日本語支援センターで3ヶ月日本語を勉強、外国人留学生として来日しました。
来日直後は、東京の高田馬場にある日本語学校に入学。1年3ヶ月学んだ後、日本の大学に進学しました。しかし、大学の学費は高く、アルバイトだけで学費を払い続けるのは大変だったため、しっかり学費をためてから再度学ぶことを決断し、自主退学しました。
退学後は、製薬会社のコールセンターでベトナム語の通訳を担当しながら半年くらい派遣社員として働いたり、韓国に短期留学(3ヶ月)したりしました。
その後、日本で教育研修系コンサルティング会社に就職し、事務や営業サポート、研修のコーディネーターなどとして約2年働き、シーシャ屋で出会った日本人の主人と結婚。
現在、「主婦」として「母」として日本での生活を楽しみながら、また、フリーランスとして語学講師やビジネスマナー講師としても少しずつ活動し、将来に向けていろいろ準備しています。
高校卒業の時期に、学校で日本の留学支援会社の説明会に参加し、日本に興味をもちました。
周りの友達は、韓国に行く人が多かったです。
当時も今もベトナムでは韓国が人気で、韓流やKPOPが流行っていました。音楽番組は、ベトナム語、韓国語、英語のみで日本語の曲は聞いたこともなく、日本のことはあまり知りませんでした。
迷っていたところ親に相談をしたら、親が日本を勧めてくれました。
というのも、親戚が技能実習生として渡日していたため、その親戚に相談をしたところ、日本を勧めてくれたからです。親としても親戚がいれば、日本の情報も聞け、何かあった時に助けてもらえるといった安心感もあったからではないでしょうか。そのような経緯で、日本に留学することを決めましたが、私が日本に行く頃には、その親戚がベトナムに帰国してしまったのにはびっくりでした!(笑)
ちなみに、弟は今出稼ぎかねがね韓国に行っています。
弟も元々は日本に3年くらい滞在していたのですが、ビザの更新がうまくできなかったため帰国し、その後韓国に行ったようです。なぜ韓国かというと、日本と韓国を比べた時、滞在するための準備(手続きやビザの取り易さ等)や必要な費用、親戚の多さなど渡日するよりも渡韓する方が、ハードルが低いからだと思います。
都会では仕事も多いので、そのままベトナムで就職する人ももちろん多いです。しかし、地方では仕事がそれほど多くはないし、経済的に余裕もない家庭が多いので、高校を卒業すると海外に行く人は多いです。
渡日するためのシステムやサポートはあります。
たいていベトナムの日本語支援センター(地域運営や企業運営)と日本の企業とが提携しているので、ベトナムで日本語を習得した後、渡日し、住居の用意や仕事の斡旋といった渡日後の諸々の準備のサポートもしてくれます。
日本には、外国人留学生としてまた、技能実習生として渡日する人が多いです。技能実習生は、制度で滞在期間が決められているので、長くは日本に滞在できません。外国人留学生として来日すると、勉強目的で来日するので長く滞在することができ、バイトもできるので、学生として学びながらゆっくり将来のことを考えることができます。なので、留学生として渡日することを勧められます。
高校卒業当時、日本語はまったくしゃべれませんでした。
日本語支援センターでの渡日の条件には、支援センターの面接試験に合格することが入っているのですが、試験に合格するまでに時間がかかる人が多いです。しかし、一生懸命勉強した結果、3ヶ月くらいで簡単な挨拶と道を聞ける程度までしゃべれるようになり、面接試験に合格。留学生として渡日できました。3ヶ月で渡日できる人は、そう多くはないので、結構がんばったと思います。もう少し年上の人たちは、勉強をしなかったために、技能実習生を選ぶ人たちも多かったです。
当時日本での知り合いは、一緒に勉強していた知人の一人だけ。知り合いもほぼいないし、言葉も片言の日本語しかしゃべれなかったので、不安が無かったわけではないです。
しかし、通っていた日本語支援センターは日本企業と提携されており、日本での寮や仕事のサポートもしてくれるとのことだったのでその辺はとても安心でした。また、留学当時は、特に目標を持っていたわけではありませんが、「とにかく挑戦しよう」という思いが強かったです。
来日し、まずは、高田馬場にある日本語学校で1年3ヶ月勉強し、卒業しました。
日本語学校を卒業してから直ぐに就職をする人も多いですが、私は勉強を続けようと思い大学に進学しました。その間、アルバイトをしながら生活費や学費を稼いでいました。
大学に進学はしたものの学費が高く、アルバイトだけでは払い続けるのが難しくなりました。なので、しっかりと学費をためるため一度退学し、学費をしっかりためてから再度挑戦しようと決めました。ただ、先輩から奨学金制度などがあるのを後から知り、利用できていたらという思いはあります。
日本でのアルバイトは、当初は、クリーニング屋・ヤマト運輸などで軽作業を行い、日本語のコミュニケーションが少し上達してから、飲食店のアルバイトなどに挑戦しました。クリーニング屋さんのアルバイトは日本語支援センターの仲介会社さんから、ヤマト運輸は友達の紹介でした。飲食店は、アルバイト紹介サイトで探しました。飲食店のアルバイトをしようと思ったのは、日本語でのコミュニケーション能力をあげたかったからです。
海外で生活、仕事をする上で、コミュニケーション能力はとても大切です。
留学当初は、言葉が多少通じなくても作業ができる軽作業の仕事をしながら生活自体になれるのが一番でした。しかし、軽作業の仕事では日本語を使ってコミュニケーションをとることが大して必要ではないので日本語でのコミュニケーション能力は向上しません。なので、自分の能力を向上させるために、日本語でのコミュニケーション能力が必要な飲食店のアルバイトに新たに挑戦しました。しかし、飲食店のバイト当初は、お客さんやお店の人の言葉がわからず怒られてばかりでした。
言葉を理解していないのにわかったふりをして「はい」と返事をし、失敗してしまうことがたびたびでした。わからないのに「はい」と言ってしまったのには、「出来ない自分を認めたくない」「出来ないと思われたくない」といったプライドの高さや、「怒られるのが怖いからその場をやり過ごしたい」といった気持ちからでした。
そのような経験を繰り返しながら、徐々にいろいろなお客さんやお店の人とも日本語でコミュニケーションが出来るようになり、仕事も覚えてしっかりとこなせるようになりました。すると褒めてもらえるようにもなりました。失敗はしましたが、挑戦することで、いろいろ学ぶことが出来てよかったです。
そして、大学を中退し、就職を考えていたころには、製薬会社のコールセンターでベトナム語の通訳を担当しながら半年くらい派遣社員として働けるまでになり、韓国へ短期留学後、教育研修系コンサルティング会社に就職し、事務や営業サポート、研修のコーディネーターなどを経て、結婚しました。 現在は子育てをしながら、フリーランスとして語学講師やビジネスマナー講師として活動しています。これからもいろいろなことに挑戦していきたいと思っています。
現在、東京の新宿区に住んでいるのもあるのですが、何をするにもとても便利です。すぐ近くに病院やクリニックもありますし、子どもが遊ぶ場所もたくさんあります。しかし、ベトナムの実家は田舎で不便です。近所に診療できる病院は、何個かの村をまとめた郡に一つくらいのイメージなので、病気をしてもすぐに診てもらうことができません。また、 赤ちゃんが遊ぶところも車で行かないと無いです。 買い物もバイクで10~15分くらい行かないとないです。
なので、日本の便利さに慣れてしまっているので、日本で子育てしたいと思っています。
また、自然環境的にも日本の方が良いかなと思います。
田舎なので自然は豊かなのですが、電力工場が近くにあり空気がよくないです。ベトナムでは、郊外でも多数の工場がある地域が多いため、自然環境も日本に比べるとよくないと思います。
ベトナムは発展途上の国なので、日本と比べるといろいろ問題も多いです。しかし、国をよくして行こうという機運も高まっているので、国家的にもだんだんと成熟していくと思います。そうなれば、それほど日本とも差が無くなるはずです。
子育ては日本でしたいですが、ベトナムは自分が生まれ育ったところなので、繋がりは無くしたくないし、将来は行ったり来たりしたいなと思っています。また、娘が18歳になったら日本とベトナムのどちらかの国籍を選択する時がくるので、それまでいろいろ一緒に考えていこうと思っています。
将来、ベトナムで働きたいかどうか・・・今はわかりません。日本が長いことや、出身が都会ではないのでベトナムの都会での社会人としての生活などが詳しくは分かりませんし、ベトナムのビジネスマナーもわからないので働けるか分からないです。
言葉を学ぶことはもちろん、その国のマナーを学ぶことは、とっても大事だと思います。
コミュニケーションをとるにも、マナーの違いが結構あるのを感じてきました。また、結婚して家族や主人を中心に日本で頼れる人ができましたが、その人たちと繋がるためのきっかけも、言葉とマナーを学んでいたからだと思います。言葉とマナーを知っているだけで、仕事や生活がしやすくなりますので、ぜひ、その国の言葉のみならず、マナーも学んでみてください。
クエ先生のベトナム料理とベトナム語教室の様子:7/23 生春巻きブッフエ&ベトナム語EventReview
後半は、ベトナムハイズオン出身のクエ先生の目からみたベトナムの文化や日本とベトナムの様々な違いについてお伺いします。
クエ先生にお話しを伺う前にまずは、一般的なベトナムの情報から。
ベトナムは、インドシナ半島東部に位置し、南シナ海に面した南北に細長い国。国土面積は、約33万平方kmで日本の九州を除いたくらいの面積と同等です。総人口は、約9、762万人(2020年、越統計)でもうすぐ1億人を超えます。
首都は、ハノイです。国の北部に位置し、ベトナムの政治・文化の中心になっています。また、ベトナムの都市といえば、ホーチミンも有名です。ホーチミンは、国の南部に位置し、ベトナム一の大都市で、最大の経済都市です。その他、ベトナム中部に位置する港湾都市のダナンなども有名です。今回、インタビューを受けていただいたクエ先生の出身地ハイズオンは、古くより穀倉地帯として栄えています。
南国で常夏のイメージがあるベトナムですが、実は日本のように南北に長いので、南北で気候が違います。北部のハノイには、春夏秋冬の四季があり、5月から9月の夏の時期(雨季)は雨量が多く蒸し暑いです。そして、12月から2月の冬場には、最低気温が10度を下回る日も多くあります。南部のホーチミンは、1年中25℃以上の常夏で、乾季と雨季に分かれています。
ベトナムの正式名称は、「ベトナム社会主義共和国」で国名の通り社会主義共和制の国家です。1945年9月に、ホー・チ・ミン主席が「ベトナム民主共和国」として独立を宣言するも、その後、フランスとのインドシナ戦争、南北分離、アメリカとのベトナム戦争などを経て、1976年に南北が統一。現在の「ベトナム社会主義共和国」が成立しました。
ベトナム共産党による一党独裁体制下のもとドイモイ(刷新)政策を採択。社会主義国家ですが、市場経済システムの導入と対外開放化を進め、大きく経済発展。各種国際機関をはじめ、国際的、地域的枠組みにも積極的に参加し国際競争力強化に取り組んでいます。通貨は、ドンです。
経済成長を続けるベトナムですが、それとともに、環境問題も生じています。エネルギー消費量や温室効果ガスの排出量は右肩上がりで増加、さまざまな環境問題が顕在化。気候変動の影響とみられる事象も起きています。国家としては、国際協定への参画もきっかけとなり、気候変動対策の行動計画策定も進んでいます。
またベトナムの教育制度は、初等・中等教育が6歳から始まり、小学校5年間、中学校4年間、高等学校3年間の12年制で、小・中学校の9年間は義務教育です。識字率は非常に高く、9 割を超えています。
学年の始まりは、9月から翌年5月です。9月から12 月までが前期、1月〜5 月が後期で、途中にテト(旧正月)休みがはいります。6月から8月は夏休みですが、多くの学校は8月半ばから補習が入ります。
ベトナムの主食が「米」だったり、他の食べ物も日本と似た部分がたくさんあるので、来日するまで日本の食事も食べられるかと思っていました。しかし、実は来日当初、日本の食事をまったく食べることができませんでした。日本に来た初日に、日本でサポートしてくれた人がチェーン店のおそば屋さんに連れて行ってくれたのですが 全然食べられませんでした・・・。初めておそばを食べた時の感想は・・・
「黒いラーメン!?なんだ!この水を掛けて食べる麵は・・・」
ベトナムでは味が濃いものが多いので、そばを食べた時に味が薄くてびっくりしました。麺の太さや、食感、味、スープ、すべてが全然合わなくて食べられなかったです。今は、ふつうにおいしく食べられるのですが・・・味が合わず、普段の食事は、自分で自炊していました。ベトナムは肉食文化が強いので、牛肉なら食べられるかなと「松屋の牛丼」を食べてみて、初めて「大丈夫そう!」となってからは、少しずつ外食でも食べられるようになりました。
またベトナムの出身の村では、海鮮は食べるけれど、生魚を食べるという発想自体がなく、生卵も食べなかったです。しかし、最近は寿司や刺身も食べられるようにはなってきました。今食べられないのは、「生かき」や「納豆」くらいです。
来日して最初は、自炊しているベトナムの方が多いと思いますね。そして、外食の際は、最初はベトナム料理、そして少しずつ、焼肉屋やラーメン屋に行けるようになるのではないでしょうか。フォーは味が濃いうどんのようなので、うどんもいいかもしれません。
ハノイには四季があり、ホーチミンは沖縄の様な雰囲気です。私の実家は、ハノイの近くのハイオンズ州なので、今は冬になります。冬でも、ベトナムは蒸し暑く、1月15日で20度くらいありました。また、前日には31度もあり、気温の差が激しいです。ちなみに15日の夜から12度にさがって、16日には9度に下がるみたいです。
日本に来る前、ベトナムの冬は寒い感じがしましたが、今では、結構暑い日も多いです。お母さんの話では旧正月くらい(2月くらい)が一番寒いようです。夏は、非常に暑く40度くらいになります。7・8・9月くらいに結構台風が来て年々ひどくなっています。
自然環境については、実家の周りには自然はあるのですが、あまり空気が良くないです…実家の近くに電力工場があり、空気がほこりっぽいです。ベトナムでは、郊外に工場が沢山ある地域が多くて、日本の方が空気は良いかなと思いました。ベトナムは発展途上の国なので、日本と比べるといろいろ問題も多いです。しかし、国をよくして行こうという機運も高まっているので、国家的にもだんだんと成熟していくと思います。そうなれば、それほど日本とも差が無くなるはずです。
追加ポイント☝:
南部メコンデルタの海面上昇がもたらす問題や中部の台風被害など、ベトナムでも気候変動の影響とみられる事象が起きています。また、大気汚染や廃棄物処理、土壌汚染など、経済発展の裏でさまざまな環境問題が浮き彫りになっています。国家としては、環境保護法の改正、環境保護対象分野の拡大や情報開示の強化、環境アセスメントの手続きを見直すなど、環境に配慮した政策を進めています。
ベトナムも大きな都市の間は鉄道が整備されています。ハノイとホーチミンの移動は、バスや鉄道、飛行機など日本とほぼ変わらないインフラですが、バスで2日、鉄道だと1日くらいかかります。新幹線のようなものはないです。
身近な移動手段だと、バイクが一番の市民の足です。バイクはほとんどの家庭に1台はあり、買い物やお出かけなど皆バイクを利用しています。ちなみに人気の車種はホンダ、車もホンダが人気。マツダやベンツも走る様になりました。特に、最近は10年前くらいに比べてとても豊かになってきています。
車の交通量が増えてきて、個人タクシーみたいな感じで知り合いにお金を払って車で移動することも多いみたいです。タクシー会社という訳でもないのですが人間関係が狭いので、知り合いを紹介しあうことで、繋がっていって頼みあっている文化があり、詳しいことはわかりませんが、特に日本の様に法律で規制されている様子はないようです。それでも最近は交通警察が増えてきて、罰金が増えてマナーが少しずつ良くなってきました。一応免許制度はありますが、免許なしで、結構運転している人も多いようです。車の免許は、18歳から取れます。
車の運転は、超荒い!バイクは基本的にノーヘルメットです(笑)
追加ポイント☝:
日本人がベトナムでバイクや車を運転する為には「ベトナムの運転免許」が必須で、海外旅行時に便利な国際運転免許はベトナムで使うことができません。ベトナムで運転するためには、日本の運転免許からベトナムの運転免許に切り替えるか、一般のベトナム人と同様に試験を受けてベトナムの運転免許証を取得する必要があります。ただし、ベトナムでは50cc以下の原付&電動バイクの免許は要りません。
10年前にいた時と比べて、今のベトナムでは物価がもの凄く上がっていて驚いています。例えば、バインミーは5000ドンだったのが、今は20000ドンくらい。ちなみに100円で、だいたい17000ドンくらいなので、バインミーは、約112円くらいです。(※2023年2月現在)田舎は所得があまり上がっていないので、生活は結構大変。都会では外資企業が増えてきていて、収入も上がっていますが、所得格差はとても大きいです。
追加ポイント☝:
1円 = 177.16 ベトナム ドン(2023年2月18日時点)
1ベトナムドン = 0.005644 円 (2023年2月18日時点)
ベトナムの教育制度は、中学生までが義務教育。山間部でも非常に進んでいます。
高校は義務教育ではないです。しかし、10年前ですが、私の中学の同級生もほとんどが進学しました。日本の修学旅行みたいなものは、10年前くらいはお金が無かったり、親が心配し過ぎたりして行かせなかったりしましたが、今では、小学校でも、ハノイに研修旅行のような感じでいったりしているようで、国が教育に積極的に投資するようになってきています。
追加ポイント☝:
ベトナムの識字率は 9 割を超え、東南アジアでは極めて高いです。
ベトナム語は基本的にはアルファベット表記で特有の声調記号は付くものの、高等教育を受けなくても読むことができるため、識字率も高いそうです。ベトナムは急速な経済発展、近代化とともに学歴社会が進んでいます。
ベトナムは、結構、男性優位の社会です。
「女性は嫁に行ってしまう」という意識が強いので、男性が家を継ぐという考えは根強いです。しかし、都会ではだんだんと男女平等の感じが広がってきて、共働きが増えてきています。私たちの年代では、仕事でも男女平等の感じは強まってきましたが、家庭内では、少し男性優位のところが多いです。私たちの親の世代だと、女性がしっかり働いて家計を支える一方で、男性は、「働きはするけれど、家計を支える意識は弱く、自分が思うがまま使ってもいい」と考えている男性が多いです。日本人のお義母さんの話を聞くと、昔の日本と似ているなぁって感じです。
10年前は考えられなかったですが、今の時代では「ふざけんなっ」て感じ!今は「男が働いていないと、捨てられる!」時代です(笑)
今回は、ベトナム出身で日本で子育てもされている、クエちゃん先生のインタビューを通して、世界で働くについて学んでみました。
特に印象的だったのは、”ベトナムより日本の方が環境が良い”という言葉。日本人の感覚からすると、ベトナムの方がとても環境に恵まれている地域の様に感じますが、急激な発展に伴う環境問題については、日本以上にベトナムでは現在進行形で対策が求められているようです。
また、ついつい、海外の方に良かれと思って、まずは日本食を、と薦めてしまうのですが、”お蕎麦が黒いお湯を掛けた麺”というコメントにも驚きました。しっかりと相手の嗜好を理解してから、おもてなしをする必要があるようです。
違いにももちろん驚かされることが多いのですが、仕事の話や人生のお話を聞いていくと、今まで気付かなかった共通点やアレ?自分が思い込んでいただけでそんなに違いは無いのかな?とか様々な気づきが得られます。また海外出身の先生たちだからこそ感じる、日本文化への愛着ポイントや、興味を持つ良いところについて、再認識したりも出来たりします。
テイクアナップのイベントにおいては、セレンディピティと身近さをテーマに運営を行っています。国際交流や海外の方、様々な職業の方々、文化の違いを理解しながらも、出会って目の前にしてみてしまうと、自分の人生ややってきたこととの共通点を見つけ出したり、実は大したことないかも!とか自分にもできるかもとか、チャレンジのきっかけになるかも。
本当に優しくて、賢くて、愛くるしい、世界で活躍する先生達。とっても気さくでお姉さんみたいな先生達との出会いが、参加する方達のセレンディピティを高めてくれるきっかけになると思います。
今回のクエ先生の様に、イベントだけでは伝えきれなかった先生達や国際交流、またご出身の国々の良さを、今後もお伝えしていきます。
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