2023/04/05

EVENT&REVIEW

【Review】 第5回国際交流EVENT「世界と地域つながる展覧会」EventReview

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4/23(日)~5/5(金)に第5回国際交流EVENT「世界と地域つながる展覧会」を開催いたしました。

イベントでは、カンボジア・愛センターの子ども達が描いた絵の展覧会や、TAKE A NAP国際交流イベントにゆかりある国の雑貨即売会、いたばし編集デザイン室グッズの販売、NPO活動展示等を実施。期間中には入場制限をさせていただく程、たくさんの方々にご来場いただきました。

また、イベント期間中およびその後もカンボジア・愛センターの子ども達にむけ、たくさんの心温まる絵やお手紙、ご支援をいただき、本当にありがとうございました。

今後もイベントなどを通じ、情報発信・支援を続け、カンボジアを始め、未来の子ども達の笑顔のために、そして子ども達からパワーをもらい自分たちも笑顔になれるよう活動・支援していきます。

今回は、カンボジア・愛センターの子ども達が描いた絵の展覧会の様子を中心にイベントの様子をお伝えさせていただきます。

カンボジア・愛センターの子ども達の展覧会

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カンボジアの教育の現状

カンボジアでは長い内戦の結果、教師への教育や教師そのものが不足していたり、場所と道具が揃わなかったりといまだ十分な教育環境が整っていません。
公立学校の授業は、午前と午後の二部制に分かれ、限られた時間や施設の中で実施される授業は、国語(クメール語)、算数、英語など生活していく上で必要最低限な知識を学ぶものでしかなく、日本の子ども達も好きな理科や音楽、体育、美術などといった「実際に経験して学ぶ」授業や「心や体を育む」授業、いわゆる情操教育はないに等しい状況です。

また、公立学校で授業があったとしても満足に勉学に励むことができない子ども達、先生や場所と道具がないことで才能が有ってもやりたいことが出来ない子ども達がたくさんいます。

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そのような現状をふまえ、2023年3月にNPO Follow Your HEARTのメンバーたちが、カンボジア・愛センターで子ども達にむけ絵画教室を開催しました。

今回の展覧会は、その時に描いた絵の一部をお借りして開催しました。

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期間中は、カンボジア・愛センター運営者の渡辺先生はじめ、NPO法人の仲間や活動に協力してくださる方、また、興味を持ってくださっている方、地域の小学生から大人、海外の方までたくさんの方々に絵を観覧していただき、また、心温まる絵やお手紙もいただきました。

カンボジア・愛センターとは

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カンボジア・愛センターとは、カンボジアの首都プノンペンで2005年から活動をしているカンボジアの子供向け教育機関です。山形県出身、一級建築士で日本語教師も務める代表の”渡辺 藍さん”が運営されています。

設立当初は、公立の学校に通えない子供達への教育機会の提供を目的にしていましたが、現在では、公立の学校に通いながら、愛センターでも勉強している子供達にむけ、クメール語(カンボジア語)・算数を中心に、英語や日本語、道徳、パソコンなどの基礎教育から美術や音楽、体育など子供達の心を豊かにするために情操教育まで取り組んでいるそうです。また、学校に来られない、また来てもついていけない子ども達にむけ、スラム地区での出張授業もコロナが収束してきた現在、再開するそうです。

カンボジアの子どもを始め、未来の子ども達が人生を豊かに生きるためには、まず、生活と心の安定が不可欠です。そのためには国が安定し、生活が安定することが必要です。

国を支える人たちが、今日の生活に困ることなく安心して暮らせ、子ども達は、安心して勉強ができ、安全に遊びながら生活することができる社会が必要です。

そのような社会をつくるためには、成熟した大人が必要となります。

生活するうえでの最低限必要な知識を学び、ルールを守ったり、人を思いやる心を育んだり、美しいものを美しいと感動できる機会と成熟した心をもった大人になる必要があります。

ステキな大人になるためにも、「教育」はとても重要です。

そして、心や体を育てるためにも「情操教育」は必要となってきます。

NPO Follow Your HEART では今回の活動や展覧会イベントなどを通じ、少しでもカンボジアの子ども達の教育の機会が充実したらと願っています。

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また、今年の春休みにNPO Follow Your HEARTの日本人学生スタッフが、ボランティアとしてカンボジア・愛センターでお世話になりました。

そのスタッフは、「現地に行き価値観がとても変わった」「とても勉強になった」と先日話してくれました。彼女は、将来学校の先生になる夢を持っているのですが、子ども達の伴走者になるうえで、今回の学びは大きかったようです。しかし、「渡航費が高く気軽に行ける場所ではないのが悩みです」と言っていました。

TAKE A NAPでは、運営会社の資産を活用し、カンボジアに限らず、どんな子ども達でも夢や、やりたいことへの挑戦ができるように、またそれを養うための教育を支える団体と連携を行い、全力でサポートをしていきます。

子ども達の絵を観覧して

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絵を描くのに必要な色鉛筆やクレヨン、絵具といった文房具もそろわないような中で、絵を描くという経験がほとんどないと、何をどのように描いていいのか、紙いっぱいに心のままに筆を動かすこと、自分たちが通常目にしている風景の色鮮やかなことに気づくのは難しいのではないかなと思っていました。

しかし、子ども達の絵を見ると紙いっぱいに、そして色とりどりに描かれていました。また、学校で習った日本語や英語、クメール語が書かれていたのも印象的でした。

観覧しに来てくださった方は、絵の中に日本語を見つけると「あっ、日本語だ!」と嬉しそうにお話ししていました。自国の言語を他国の人が書いてくれていると自分たちを受け入れてくれたかのように感じ親近感がわくのかもしれませんね。

地域の小学生たちも、普段、カンボジアの言語や文化について触れる機会などほぼないと思います。今回のイベントの思い出が小さな種として心に残り、将来、何かのきっかけで発芽し、日本、カンボジア、世界へと根っこをはり大樹となってくれたらうれしいなと思います。

みなさんからの心温まる絵や手紙

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観覧いただいたたくさんの方々から、心温まる絵やお手紙をいただきました。
カンボジアの子ども達へのお礼や応援メッセージ、絵の感想、人とのつながりの大切さ、日本の文化や海外の文化を伝えるものなど多岐にわたりました。

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この絵や手紙を通じてカンボジアの子ども達を応援すると同時に、カンボジアの子ども達が一所懸命に取り組む絵を観覧したり、絵を描いている姿を想像したりすることで、私たちも「がんばろう!」と思う気持ちがわきでて「元気」をいただきました!一所懸命な姿は、パワーをもらえますね。

TAKE A NAPで今回お預かりした絵と手紙は、NPO Follow Your HEARTのメンバーを通して実際にカンボジア・愛センターの子ども達へ届けてもらいます。さらに子ども達からの返信もいただく予定です。楽しみにお待ちくださいね。

今後にむけて

カンボジア・愛センターの子ども達への絵・手紙については、今後も引き続き受け付けておりますので、ご支援・ご協力いただけますと幸いです。
現在、イベント等以下スケジュールで進めております。
どうぞ、これからもTAKE A NAPの活動を見守り、ご支援を宜しくお願いいたします。

7月頃:沢山の絵を集めて、地域で展示イベントを実施予定
8月頃:NPO Follow Your HEARTのメンバーからカンボジアの子ども達にみな様からの絵をお届け予定(寄付にて画材や渡航費用の一部を賄う)
9月~年内予定:絵やメッセージを見た子供達の様子をNPO Follow Your HEARTのメンバーが動画撮影。カンボジアの子供達から再びお手紙をもらい、カンボジアの子ども達の絵を日本で展示予定

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