2022/09/17
EVENT&REVIEW
2022年8月27日(土)、台湾出身でトリリンガルのシ先生を囲んで、台湾の家庭の味「『魯肉飯(以下 ルーローハン)』をみんなで調理、試食しながら中国語を学ぶ」というワークショップを開催しました。
「同じ釜の飯を食う」「飲みにケーション」なんて言葉もあるくらい、食をともにすると一気に距離が縮まり、親近感もわきやすくなりますよね。今回のワークショップもまさにその通り、終始和やかな雰囲気で、台湾を身近に感じられるイベントでした。
先生のインタビュー記事:”世界を身近に”世界中の先生から学ぶインタビュー①台湾出身 シさん
ワークショップ当日の主な流れは以下です。
1.シ先生のご紹介&参加者の自己紹介
2.レシピ説明
3.調理&中国語会話
4.試食会&交流会
シ先生は、台湾の大学にて日本語学科を卒業。日本語能力試験N1・TOEIC750点。
ホテルで接客業務を経験後、IT業界でロボティクスやAIに関わるマニュアル作成、世界展開する日本企業で通訳・システム導入のPJなどに参画。世界各国との懸け橋となり働いています。
グローバルに活躍するシ先生。なぜ、大学で「日本語学科」を選択したのでしょうか?それは、家族旅行で京都に来て感動したからだそう。感動体験が、人生を決定づけた瞬間ですね。
先生の紹介後は、調理に移り、調理をしながらルーローハンをおいしくするためのポイントをシ先生がいろいろ教えてくださいました。
ところで、みなさんは、このルーローハンというお料理をご存知でしょうか?
ル―ローハンは、日本の豚の角煮をご飯に載せたのようなお料理です。
ルーローハン、煮込み料理なので茶色くて味が濃そうに思えますが、そのようなことはなく、味に角がなくまろやかな仕上がりでした。
なぜでしょう?
それは、台湾独特の”お醤油”が関係していました。
ポイント1:台湾のお醤油
台湾のお醤油は、甘くて日本のお醤油ほど、しょっぱくない。まろやかでおいしーい!
九州のお醤油にちょっと似ているかもしれませんが、それよりもっと甘くて、角がない感じです。
先生曰く、「この台湾のお醤油が決め手!」とのこと。先生が持参してくださったメーカーの台湾のお醤油は、日本では売っていないので、この日のためにお母様から送っていただいたそう。せっかく台湾のものを紹介するならおいしいものをと先生のお気遣いが嬉しいです。(台湾のお醤油自体は、海外食品店においてあるそうです。)
日本のお醤油で作ったものもおいしかったのですが、食べ比べると本場の料理には、本場のお醤油が合いました。
ポイント2:脂の部分と肉の部分を分けて調理
ルーローハンでは、ばら肉を使用します。その際、脂の部分と肉の部分を分けて調理するのがポイント!
まず、脂身の部分をよく加熱し、余計な脂を出します。この作業をすることで、食感が変わるそう。
出てきた脂をとっておいて、炒め物などに使用するとおいしさがアップするそうです。
ポイント3:甘みは、氷砂糖で
お砂糖は、氷砂糖を使うのがポイント!まろやかな仕上がりになるそう。
氷砂糖というと、梅シロップや果物シロップを作る時しか使わず、あまりがち・・・。
お料理に使うと、まろやかな仕上がりになるとのことで、目からウロコでした。
他にも、黒コショウやフライドオニオンを使うなど、おいしくするポイントはお好みでいろいろあるようです。
お肉を煮込んでいる間に、先生が用意してくださった「今日から使える中国語会話」で一勉強。
中国語は、四声が難しいけれど、まずは気にせずチャレンジ!
だって「ルーローハン食べたい」「とてもおいしい」など、中国語で言えなかったら食べられなーい。先生から皆にチャレンジしてもらうため提案があった、今回のワークショップのルールです(笑)
実際、台湾や中国に旅行に行ったり、中国語で会話をするという時に生活や買い物などで、すぐに使うのは生活用語。中国語会話も普段生活や旅先で使いそうなフレーズを中心に練習。ワークショップの資料には、英語表記もあったのでよりわかりやすかったです。
いざ、実食!
今回、シ先生が台湾ではおやつのように食べられている卵「茶葉蛋(チャーイェダン)」も特別に作ってご用意してくださいました。この卵、台湾ではコンビニでも売られているくらい有名なお料理で、日本のおでんみたいなものです。こちらもおいしかった。
また、台湾のおやつ「ドライマンゴー」や「スイカや、ひまわりの種」も一緒にいただきました。
「スイカの種っておやつなの?」とカルチャーショックを受け、また、その種の大きさにもびっくり。しかし、薄いので、中身を取り出すのに一苦労・・・。
中国や東南アジアでは、おやつとしてスイカの種を食べるのは当たり前のようで、参加者の方が旅行に行った時に、「大人が普通に電車で食べているのを見た」とお話しくださいました。スイカの種を食べこなせるようになったら、アジア通になったも同然?(笑)
このように、ルーローハンやおやつを食べながら先生のグローバルに活躍するお話や、他参加者のみなさんのお話を聞き、時に笑い、時に感心し、刺激を受けながら交流しました。短い時間なのに会話も、食べ物もまるで台湾。旅行に行く前に、みんなで勉強をしているかのような、不思議な感覚でした。
ワークショップ終了後、みなさまからいただいた声です。
ワークショップが終了した後も、先生や残った方たちでゆっくりお話されていく方もいらっしゃいました。シ先生ありがとうございました。
第三回となる次回は、9月18日(日)「カンボジアってどんな国?聞いてみよう・食べてみよう」です。
TAKE A NAP 9月(ワークショップ&交流会)のお知らせ – TAKE A NAP公式
「TAKE A NAP」では、今回のようなイベント・ワークショップを通して、ご利用いただく方の学びや仕事、挑戦へ一歩踏み出すためのきっかけ…そこまではいかなくても何かあそこであんなことやってたな、あの人が出来るんだから私もやってみようかな、くらいの楽しい思い出の場作りのお手伝いが出来ればと思っています。
グローバル化が進み、多様な働き方やライフスタイルが認知される昨今、個の尊重や地域のつながりの重要性がより意識されるようになってきていると感じています。明るく広がりを見せる世界に明るさと希望を感じる一方で、日々忙しい目先の日常だけに囚われて、ふとこれからの未来や将来がどうなるのか?社会に取り残されてしまうような、変わることへの漠然とした不安を感じたりする時も。1人でやるには、ちょこっと勇気がいるようなことも、先輩や仲間、何かを始める前にそっと背中を推してくれたり、気軽に相談ができる身近な人がいれば、もう少し気楽に関わったり、少しづつでも何か始められるかも。そんな誰かの挑戦や地域交流、変化へ気付くきっかけづくりのお手伝いが出来たらと、セレンディピティ※を意識した運営を行っています。
セレンディピティとは「偶然の出会いによる幸運、それを自ら引き寄せる力」
ワークショップでは、先生たち自身も初めて挑戦することをひとつ以上取り入れるようにお願いしていて、”完璧に仕上がったプロフェッショナル”ではなく、他の仕事や忙しい日々との合間に考えながらチャレンジしてくれています。先生たちのプロとしての一面に触れながら、いい意味での”拙さ”が醸し出す、個人としての”真摯さ”や”勇気”が身近に感じられる場。そこにセレンディピティを高めるヒントがあると考えています。(コワーキング利用中の方に試食やアドバイスをお願いしたり…シさん/打合せ中子守をしてもらっていたお母様からアドバイスを頂いたり…クエちゃん)
普段は仕事や学び、さらには子育てなど大変な日々。たまの週末に、普段は出会うことが無いような、新しいこと・世界・人や仕事に出会うことが出来る、そんなイベントを今後も開催していきます。
日常使いを頂くコワーキングスペースでは、板橋区や豊島区に住まわれている会員さんやご利用者の方が少しづつ集まり、たまに会員さん同士で挨拶する位のほどほどに良い距離感で、ご利用いただく方も増えてきています。気分転換やどうしても集中して作業をしたい時に、ちょっと近所に散歩がてら雰囲気を変えて集中したい時に、疲れた合間にホッと一息できる場所がある。そんなスペースです。
「TAKE A NAP」は、日々のお仕事や勉強の合間の休息も、長い1年や人生の合間の休息でも、ちょっと立ち寄ると幸せな出会いがある、そんな場所。今後のイベントやお知らせも是非ご期待くださいませ。
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