2023/01/11
EVENT&REVIEW
イベント&ワークスペースのTAKE A NAPは、2022年11月5日(日)6日(土)に開催されました『潤水都市さがみはらフェスタ2022 with Let’s Chill Out!』にて、Kidsワークショップ&カンボジアチャリティフリマに出店を致しましたのでご報告いたします。※EVENT詳細はこちら
2日間に渡り、”モノづくり・DIYワークショップ体験”をして頂いたり、”カンボジアGoods”を手に取っていただく機会をいただき、とっても盛り上がりました!イベントそのものも、沢山の地域の方々が集まる、とても楽しいEVENTでスタッフも楽しめましたよ~。当日の様子を是非、ご覧ください!!
★TAKE A NAPのお店でも、2月にモノづくり体験ができるイベントを開催します★
2023年2月/中学生以下無料!手作りDIYワークショップ開催のお知らせ
まずはブースの全体像!小学生低学年くらいまでのお子さん達向けに”身近な自然でできること”をテーマにしたモノづくり体験コーナーや、カンボジアGoodsの販売コーナーを詰め込みました。
TAKE A NAPのブースでは、7つのワークショップにスランプラリー形式にて参加をしていただきました。ひとつづつ、ご紹介していきます。
1つ目の体験コーナーは、砂の中からの”宝探し”
宝物として砂に埋まっているものは、シーグラス。シーグラスとは、昔捨てられたガラス瓶やコップなどの破片が海で磨かれて石のように丸くなったもの。もともとは、ビールやサイダーなどの瓶で、水にぬれるとキラキラと輝きますが言わば元は放棄されたゴミの一部です。今回利用したシーグラスや砂は、今回の開催場所である相模原からも近い神奈川県の海で実際に拾い集めたものを一部、利用。原形(ビールやジュース瓶の形)がわかる様な形のシーグラスを用意して、シーグラスが生まれるまでの話や海の大切さもお話しながら遊びました。
輝く宝石を拾い集めながらも、「もう捨てる人がいなくなるから、貴重だね!」とお話してくれるお子さんもいて、感動。その通り、どんどん貴重なものになると良いですね!またシーグラスは、大人の方からも好評で、他のワークショップは良いので、シーグラス拾い&アクセサリー作りだけにご参加いただく方もいらっしゃいました。
★TAKE A NAPのお店でも、2月にモノづくり体験ができるイベントを開催します!★
2023年2月/中学生以下無料!手作りDIYワークショップ開催のお知らせ
2つ目のコーナーは、森の中での材料を集める疑似体験!葉っぱが敷き詰められたプールの中から、その後の工作作りで使う材料(小枝)を集めてもらいました。こちらでは、枝を3本拾い集めていただきますが、細いものと太いものを拾うというミッションです。
落ち葉をかき分け、その後で自分が作る輪ゴムでっぽうの見本を見ながら、お子さん達が楽しそうに小枝を選んでいました。ちなみに使った小枝や落ち葉は、テイクアナップからも近く、板橋区や練馬区にまたがって存在する都立城北中央公園の林の中から。公園に許可を頂いて、事前に拾い集めて持参したものを利用しています。いつもは業者さんが掃除してくれているそうで、直後でなければ沢山落ちていますよ。
こちらのコーナーでは、②のコーナーで拾った枝を、ノコギリを利用して適当な長さにカットしたり、輪ゴムで留めたりして、輪ゴムでっぽうを作ります。
まずしっかりと皆に軍手をしてもらって、お母さんやお父さん、保護者の方も一緒に手伝っていただきながら、カットしていきます。
やってみて驚いたのは、子供たちより、お母さんやお父さんたちの方がノコギリや工作が苦手な方がたくさんいること!もちろん得意な方も中にはいますが、輪ゴムを留める作業なども中々悪戦苦闘されていて、娘さんから、「パパ、まーだー?!」と催促されている方も。事前に練習してスタッフとして参加していただいた女子大学生やNPOのスタッフと一緒に何とか完成させていました。
難しさの理由は、素材である「小枝」にあります。
割り箸でつくる輪ゴムでっぽうと違って、自然の素材。子供たちが自由に探してきてサイズも太さも形もバラバラ、節もあるし曲がっているものも。そんな枝を輪ゴムで上手く固定するのって意外と難しいんですよ!こちら手作りDIY体験は、2月に開催のTAKE A NAPのイベントでも体験できますので、是非、チャレンジしに来てみて下さいね!
★TAKE A NAPのお店でも、2月にモノづくり体験ができるイベントを開催します!★
2023年2月/中学生以下無料!手作りDIYワークショップ開催のお知らせ
こちらのコーナーでは、自分たちで作った輪ゴムでっぽうを、さっそく使って試し打ちと兼ねて、的当てゲームに参加してもらいました。
出来た!と思ったら実際は飛ばなかったり、飛ぶ力が弱すぎたり…モノづくりで大切なのは調整力!多少不格好でもすぐに試して、ダメならば自分の力で色々試しながら調整をしていくのはとっても大切ですね!もう一回枝探しから作り直す子がいたり、やっとのことで上手に的に当てられて「やったー!」と大喜びする子がいたり、とっても楽しそうでした。
また、ここで的当てにが成功すると、なんと”景品”がもらえます!景品とは・・・
的当てゲームに、成功した子供たちへの成功報酬はニワトリのごはん!!エサは”ミルワーム”と”煮干し”です。ニワトリさんは、板橋区内で鶏飼育や家庭菜園など身近なDIY体験ブログを書いている、Hacksさんちの2羽に協力してもらいました!ワークショップの内容や準備もお手伝い頂きました。
相模原市、自然が沢山あるとはいえ、本物のニワトリ達を間近で見たのは初めてのお子さん達がほとんど。怖がるかな??と思いましたが、とっても積極的で「ニワトリさ~ん!」と言いながら、小分けされた景品のエサを袋から出して、上手に指でつまんであげていました。
また2種類のニワトリさんがいたのですが、そのうちの一羽の白い方、烏骨鶏のゆきみちゃんは、なんと初日の5日、イベント中に産卵!!そこにいたお子さんやお母さん達みんなびっくり!生みたての温かい卵を触って、とても感動していました。Hacksさんのご紹介はこちら
6つ目のコーナーは、最初に砂の中から自分たちで拾った”宝もの(シーグラス)”を利用したアクセサリーやキーホルダーなどのアクセサリー作りコーナーです。
シーグラスはもともとガラスなので、ちょっとコツは要りますが、ルーター(小型の電気ドリル)を利用すれば、穴を空けることができます。穴を通したシーグラスに紐を通して、一緒にビーズを留めたりして、オリジナルのネックレスやブレスレット作り体験をしてもらいました。穴があけられないくらい小さなものを選んだ子は、砂と一緒に小瓶にいれてキーホルダーにしたり。男の子にも女の子にも人気で、みんな好きな色のひもやビーズを使ってオリジナルのものを作っていました。
★TAKE A NAPのお店でも、2月にモノづくり体験ができるイベントを開催します!★
2023年2月/中学生以下無料!手作りDIYワークショップ開催のお知らせ
シーグラスの穴あけ加工は、作業に時間がかかるのですが、6日には、とっても強力な助っ人が!!9月の国際交流イベントでカンボジア料理や文化を披露してくれた”チット先生”が応援に。とても手先が器用で、初めてなのにガシガシ穴あけをしてくれました。ご自身のものも作られたり、イベント自体も、とても楽しまれた様子。次回は自分でカンボジア料理のお店を出してみたいって言っていたので楽しみです。9/18 カンボジアEventのReviewはこちら
※ちなみにチット先生、日本人の彼女と一緒にYouTubeをやっていますので是非ご覧ください♪
FU-CHEAT🇯🇵🇰🇭 – YouTube
最後7番目の体験コーナーはハンマーを利用した工作体験。こちらは5日と6日で異なる内容で、ハンマーを利用したモノづくり・アート体験を行いました。
ハンマー体験初日の5日は、東京の美大で工芸を学ばれている学生さんが先生に。切り出しただけの真鍮を、一から作ったという様々な金槌(金づち)を利用して、子供たちやお母さんたちと一緒に、”箸置き作り”を行いました。
暗くなってからもライトアップをして、みんなで地べたに座って、材料をトントン・カンカン。納得いくところで、研磨剤と布を使って磨き、最後に先生の魔法(研磨機で仕上げ)を掛けてもらって完成!夕方薄暗い中、ランタンイベントも始まり、オレンジ色の光の中で響くハンマーの音。楽しそうな音に沢山の人が集まってきてご用意頂いた材料は全部無くなってしまいました。
スタッフも挑戦させていただきましたが、さすが普段からお子さん達に教えているだけあって分かりやすく、とても楽しかったです!
翌日6日は、YouTubeなどで紹介されて人気になった”アルミ玉作り”体験。自宅にある材料を使って、丸めていき丁寧にしっかりと叩いて固めるのにみんな一苦労。また仕上げの磨き上げも、少しづつ紙やすりの目を細かくしていきます。結構、根気がいる作業ですが楽しんでやられていました。中にはアルミ玉ではなく、平たく小判型や星の形のアルミ玉を作ったりするお子さんもいたり、自由に挑戦されていました。ホームセンターや百円ショップなどでも簡単に入手できる材料ばかりなので、ご自宅でも挑戦できると思います。
イベントに参加いただいた方には、参加賞として、NPOのメンバーさんが手作りしてくれた折り紙のメダルと、テイクアナップのステッカー、そしてオレンジリボン協会様から頂いたマスクを配布しました。開催月の11月は、当社でも応援している「子供虐待防止 オレンジリボン運動」の強化推進月間でして、活動告知のご協力の一環として、事前にご用意頂いたマスクを配布させていただきました。
今回のイベント、初めての試みでワークショップのトライアルと広報活動が主目的ですが、参加人数の調整やイベント自体の参加料と材料費を賄うため、ワークショップへの参加費を頂いております。事前にお知らせもしていましたが、収益はオレンジリボン活動のお役に立つように活用させていただきます。またNPO法人 FollowYourHeart様が主催したカンボジアGoodsチャリティ販売の収益は、NPO法人事業推進の目的で利用されるとのことです。オレンジリボン運動 – 子ども虐待防止 (orangeribbon.jp)
TAKE A NAPブースでは、お子様向けのモノづくりやDIY体験とあわせて、カンボジアの子供たち向けに教育支援等を行っているNPO法人 FollowYourHeartさんによる『カンボジアGoodsチャリティー販売コーナー』を設けました。NPO法人 FollowYourHEARTさんご紹介はこちら
FollowYourHeartのメンバーやボランティアの大学生の方々が、一生懸命どんなものが良いか考え、代表の齋藤さんがカンボジア現地のマーケットで実際に購入した民芸品や特産品を紹介。普段の活動についても説明をしたりしながら、丁寧にカンボジアの子供たちのために販売を行っていました。また体験コーナーのお手伝いや設営の準備などもご支援頂き、大変ありがたかったです。
また様々なカンボジア特産品をご用意頂きましたが、2日間でほぼ売り切れになってしまうほど人気でした。今後のイベントでも一緒に販売していきますが、今回のイベントでの人気トップ3をご紹介します!
1つ目の人気Goodsは、『カンボジア産 黒胡椒』です。大航海時代には「黒いダイヤモンド」とも呼ばれ、カンボジアではフランス領時代から盛んに生産されています。カンボジアではポルポト内戦により一時期荒廃してしまった時代もありましたが、改めて復活し、特産品の一つとなっています。
特にカンボジアの気候は、熱帯の中でも、豊富な雨と山と海に囲まれ、霧の発生しやすかったり独特で良質な胡椒の生産に恵まれています。カンボジアの黒コショウは、粒のままで販売されているのですが、今回はアウトドア、キャンプをされている方も多いイベントということで、すぐに使えるようにミルを用意してその場で挽いたものを小分けにして販売されていました。カンボジアの黒コショウを知っている方も知らなかった方も「ちょっとの量を試してみたい」と言う方が多く、こちらも大人気で売り切れとなりました。
二つ目は、アリババパンツ!!カンボジア観光に行ったら、マーケットでほぼ皆が見かけるもので、近しいものでは、クメール伝統のカンボジアパンツなど、様々なバリエーションやデザインがあります。特に暑いカンボジアの気候でも過ごしやすく、薄手でふわっとした感じではけるのと、生地がふんわりしていて、とても過ごしやすい。サルエルパンツなどと着心地も近いですが、デザインが少し特徴的なものが多く、「珍しいデザインで、可愛い」と人気でした。お子さん用も用意しましたが、大人の女性の方から圧倒的な人気。店頭に並ぶ様子も可愛かったですね。
最後の一つは「カンボジアの雰囲気を感じられる」「ものを入れたり飾っても可愛い」と人気だったのは、ココナッツシェルボールです。ココナッツシェルボールとは、ココナッツの皮をくり抜いて器に加工した丸くて茶色い器のこと。丸っこい木製の器を日本でもアジアン雑貨店さんや、アジアな雰囲気のホテルやエステなどで見かけたことは無いでしょうか。
特に今回人気だったのは、よく見かける木目をそのまま利用したココナッツシェルボールではなく、中に貝の殻を貼り付けたデザインが施してあるもの。他のアジアの国でも売られているようですが、実はカンボジア産のものも多いようです。綺麗な見た目から、お料理の盛り付けの他、小物入れとしても使えるとのことで、人気だったようです。
ご縁があり、”いつものコワーキングスペース”とは違う自然の豊富な地域のアウトドアイベントにて、お子さんやご家族の方向けの複数のワークショップを企画してみました。
TAKE A NAPのある板橋区や豊島区周辺は、23区の中では割と公園や河川など自然に触れることができる場所が多いと感じています。またふっと俯瞰してみると、近郊から都心へのアクセス改善が進むことで、東京都から近郊各地域へお出かけする際のサクセスも良くなってきていると感じています。今回開催地の相模原市も車で1時間ほどでキャンプ場も湖もある、割と身近な場所。コロナ渦をきっかけに地方や郊外への移住がブームとなりましたが、関東周辺に限らず日本は、どこの地域の都市も少し移動すれば、森にも山にも川にも海にも自然に関わりやすい国なのかもな、と考えています。イベント準備を通しても、週末ちょこっとのお出かけ、日帰りできちゃうくらいの身近な場所で感じられる自然との関わり方が沢山あるなぁと学ぶことができました。
TAKE A NAPは板橋区内で事業を営む合同会社MMPRメンバーの作業スペースとしての利用を目的としてスタートしています。開所当時の少ないメンバーで、地域の工務店さんに相談しながら内装を自分たちでDIYするところから始めましたが、ふたを開けてみれば、コロナ渦でメンバーもリモートに慣れ、在宅作業も多く、スカスカの事務所。どうせなら扉を開いて地域に開放してみようということからコワーキングスペースとしての運営を開始しました。エンジニアさんやデザイナーさんなど普段はリアルのモノづくりとは少し違うWebやシステム上での作業を行うメンバーやパートナーの方も多いのですが、作り手としての気持ちは共通する部分も多いと考えています。(写真左:壁をぶち壊すスーパーSE、写真右:椅子など開梱の様子)
イベントは毎年自分たちなりにテーマを決め、2022年はコロナ渦がなかなか収束しない中、リモート中心に働きながらも、身近なところで”世界とのつながりを自分たちで切り拓いていこう”と、アジアを中心とした国々出身の方々に協力を頂いて、”世界”に目を向けたイベントを行ってきました。
2023年は、世界の方々との繋がりを更に強く感じられる年になるはず。様々な国の先生たちに教えていただいた海外からの視点、比較の中で得られた日本の良さ。自然の素晴らしさを、すこし欲張りに取り込んで”モノづくり”の楽しさ、身近さを感じられるイベントにしていけたらと考えております。
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たまの休み、自分たちの日常では得られないような「幸運な偶然を引き寄せる力」”セレンディピティ”を高めていけるように、挑戦を続けていきますので、ぜひ引き続きご期待を頂ければ幸いです。
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