2023/02/07
EVENT&REVIEW
12月17日(土)にフィリピン流のクリスマスにちなんだワークショップを開催。
フィリピン出身のティファニー先生とウェンディ先生からフィリピンのクリスマス料理や文化を学びました。
今回のワークショップでは、料理や文化を学ぶということに加え、フィリピンのクリスマスパーティーらしさを少しでも味わえるよう「プレゼント交換」といった特別企画も実施。
プレゼントは、フィリピンにちなんだステキな品からクスっと笑える品までをTAKE A NAPで用意。プレゼント交換では、みなさん一喜一憂(笑)、おおいに盛り上がりクリスマスらしい楽しいワークショップとなりました。
ワークショップの主な流れは以下でした。
1.ティファニー先生とウェンディ先生のご紹介
2.参加者の自己紹介&レシピについて
3.お料理ワークショップ
4.タガログ語&フィリピン文化について学ぶワークショップ
5.試食会&交流会
6.おやつを食べながらプレゼント交換
今回のワークショップの先生は、フィリピン出身で日本在住の日本が大好きなティファニー先生とウェンディ先生のお二人です。
ティファニー先生(写真1枚目、お洋服はフィリピンの民族衣装で着てきてくださいました!)は、2013年大学院進学のため来日しそのまま日本でお仕事をされ、旅行関係のWebライティングされたり、国際的な文化や旅にも詳しく、とても日本語が上手な方です。
ウェンディ先生は(写真2枚目)、貿易関係の会社でグラフィックデザイナーをされながら、幼稚園にて英会話の授業のお手伝いをされたり優しい方です。
お二人はお友達で、フィリピン国内のコスプレコミュニティーで知り合われたそうです。
実は今回のワークショップは、前回の「カンボジア支援&国際交流イベント」にティファニー先生が参加してくださったことをきっかけに実現しました。
ティファニー先生が「ぜひ、フィリピンの文化も日本のみなさんに知って欲しい」という熱い想いをもとに、今回のワークショップを企画してくださり、ティファニー先生が「フィリピンの文化について」、ウェンディ先生が「フィリピンのお料理について」教えてくださいました。
趣味のコスプレで普段から何かを表現することや、楽しいことが大好きで人を喜ばすということにたけていらっしゃるお二人。今回のワークショップもいろいろと準備や企画を考えてくださいました!本当にもりだくさんで、時間がもっとあれば~という感じでした。
今回のメニューは、「アドボ」(写真1枚目)&「アドボ・プティ」といった豚肉を使用したお料理と「ルンピア」(写真2枚目)というフィリピン風の揚げ春巻きです。どれもフィリピンではよく食べられる家庭料理で、クリスマスパーティーなどにも登場するお料理だそうです。
アドボとは、フィリピンの代表的な家庭料理で、醤油、酢、ニンニクでマリネしたものを煮込んだお料理。地域や家庭により様々なバリエーションがあります。具材には、豚肉や鶏肉が主に使われますが、ベジタリアンの人は豆腐や野菜を使用する場合もあります。名前の由来は、スペイン植民地時代に、フィリピン人がお酢を使って料理しているのをスペイン人が見て、酢につけるのという意味の「アドバール(adobar)」と呼んだのが名前の由来です。
味わいや調理方法などは違うのですが、醤油で豚肉を炒める料理って、アジア共通なのでしょうか?
以前、台湾出身のシ先生に教えていただいたルーロー飯レシピと一緒に食べ比べてみたくなりました。
ご参考:8/27 台湾ルーロー飯&中国語EventReview –
アドボ・プティとは、アドボ料理のアレンジ版のお料理で、アドボ料理のようにマリネする時間や煮込む時間が少ないので、通常のアドボより短い時間で作ることができます。
主に炒めて作るのでアドボのように煮汁がありません。作り方は、最初にお肉を炒めた後、水分を加えます。その後、水分をとばしながら、豚肉がやわらかくなるまで煮て、お肉に火が通ったら完成。
ルンピアとは、フィリピン風の春巻きでフィリピンのパーティーでもよく出てくるお料理。日本の春巻きの皮は正方形ですが、フィリピンの春巻きの皮は、丸。春巻き自体の大きさは、日本のものとくらべ小さめです。中身はエビ、鶏肉、豚肉などにココナッツの実を混ぜたものが入っていることが多いそうです。今回の味の決め手は、味の素のギニサミックスと、クノール液体調味料です。
レシピはこちら!
お料理の説明の後は、いよいよお料理ワークショップ!
まずは、煮込むのに時間がかかるアドボから。具材は事前に先生方がマリネをして準備くださいました。本来なら40分~50分煮込む必要があるのですが、今回は、圧力鍋を使用して時短!
次に、アドボ・プティづくり。
まず、ニンニクをいためて香りを出します。ニンニクの香りがお腹を刺激し、急にお腹がすいてきました。あ~もう食べたい~(笑)フィリピンのお料理は、ニンニクを使用するお料理が多いそうです。豚肉を入れ、表面に焼き色がついたら酢を入れ、蓋をしないで3分~5分沸騰させます。その後、水、塩、コショウの実、ローリエの葉を入れかき混ぜ火を弱めて蓋をして、水分がなくなるまで煮ました。
そして、ルンピア。
ルンピアの中身は、先生が予め準備してくださったので、皮に中身を包むことにみんなで挑戦しました。最初に、ウェンディ先生がルンピアの包み方の見本を見せてくださいました。
みんなで挑戦するも…「形よくつつむぞー」と意気込むも、思いの外、形よくつつめな~い(涙)
皮と中身の分量のバランスがなかなか難しい!太くなりすぎたり、中身が皮の外からはみ出てしまったり・・・うまく包めたら「おー」とみなから賞賛の声があがったり(笑)・・・楽しくわいわいしながら挑戦しました。
皮と中身の分量のバランスがなかなか難しい!太くなりすぎたり、中身が皮の外からはみ出てしまったり・・・うまく包めたら「おー」とみなから賞賛の声があがったり(笑)・・・楽しくわいわいしながら挑戦しました。
最後に、巻き終わったルンピアをキッチンばさみで3つに切り分け、油で揚げて完成!もうキッチンが、アドボのニンニクの香りと、ルンピアの香ばしい香りで溜まらない…本当に試食タイムが待ち遠しかったですw
アドボを煮込んでいる間に、ティファニー先生と一緒にタガログ語を発音してみたり、フィリピンのクリスマス文化やその他の文化について教えていただきました。
まずは、フィリピンの言語の一つタガログ語の体験!タガログ語は、英語とともにフィリピンの公用語だそうです。
表記はローマ字なので、発音もほぼそのままカタカナ読みすることができます。(例外もあります)
そして、「po」 と言う礼儀を表す言葉を(普段、後ろに)つけると、より丁寧になるそうです。
ローマ字表記で、カタカナ読みすればいいので、前回のカンボジア語などと比べると比較的、発音が出来そうで、しゃべれそうな気がしてきました。
参考:9/18 カンボジア支援&国際交流EventReview –
また、丁寧語の「po」 の表現がなんとなくかわいらしい。ついつけてしまいそうpo(笑)
タガログ語の勉強の後は、今回のテーマでもある「クリスマス文化」を中心にフィリピンの文化について教えていただきました。ティファニー先生が用意してくれた資料が素晴らしく、非常にたくさんの観光地や歴史について教えていただいて感動したのですが特に、Reviewではクリスマスについてのお話を。
フィリピンでは、カトリック教徒をはじめ他宗派も合わせると約9割以上がキリスト教徒だそう。そのため、クリスマスはフィリピンの方にとっては、特別なイベント!
フィリピンのクリスマスシーズンは12月16日から1月の第1日曜日までの22日間で、12月16日から24日までの9日間は、「シムバング・ガビ」と呼ばれる毎日教会で行われる深夜ミサ(午前3〜4時にかけて始まる)に通い、キリストの生誕を祝うそうです。
びっくりなのは、準備を9月から始めること。9月になると、まちや家でクリスマスの飾りつけを始め、クリスマス音楽・曲を流し始めるそうです。
クリスマスの飾りには、クリスマス・ツリーのリースはもちろん、竹ひご、和紙、カピス貝(クオリティの高い場合)、蝋燭またはLEDを使用した「パロール」という星の形をした提灯や「ベレン」と呼ばれるキリストの生まれを再現する飾りなど独特なクリスマス飾りがあるそう。
そして、職場や学校、家では「プレゼント交換」や「パロール」作りをするそうです。
どれもすごく楽しそうで、フィリピンの方がクリスマスイベントを大切にしていることがわかりましたし、「世界で最も長いクリスマスのお祝い」と言われているのもわかりますね。
文化を学んだ後は、お待ちかねの試食会。フィリピンのクリスマスソングを流しながらクリスマスパーティー感を盛り上げます。
ルンピアには、絶対ビールというウェンディ先生からのご提案により、普段はお茶ですが、特別に乾杯はショート缶のビールをご用意!(飲めない方は、お茶もご用意)
「ルンピア」の味の決め手は、味の素のギニサミックスとクノール液体調味料と前述しましたが、日本になじみのある企業のものなので、私たち日本人でも食べやすくなじみ深い味でした。
うーん、これは「ビール」が進む♪サクサクで中身はニンニク強めのお肉、、とっても美味しい!
次に、「アドボ」と「アドボ・プティ」をいただきました。とくにアドボは、お肉がやわらかい!
どちらもごはんの上にのせて、ご飯と一緒にどんぶりの様にして食べます。
お酢を使っているからでしょうか、かむとほろほろっと崩れます。
味のベースは、ニンニク、醤油、お酢、砂糖、塩といった日本でもなじみのある味!
ある参加者の方は、「ごはんが進む~」と何杯もおかわりされていました。そんなに喜んで食べてもらえると料理も喜びますね(笑)
「アドボ・プティ」の味のベースは塩、コショウ。水を入れて煮ながら水分もとばしたので、「アドボ」よりもさっぱりした感じでした。好みは、ひとそれぞれですが、ただ一つ共通していることは「おいしいっ!」ということ♪Reviewを書きながらも、写真を眺めて、また食べたい!と、お腹がなってしまいましたw
みなさん満足しながら試食を終えたあとは、おやつを楽しみながらプレゼント交換タイムにうつりました。
プレゼントの交換の間の、おやつには、フィリピンの方にとっては懐かしいお菓子「チョコナッツ」や「ポルボロン」、「タブレア」をいただきました。
「ポルボロン」とは、ホロホロと崩れる食感のクッキーです。(一枚目コップの上のお菓子)
「タブレア」はカカオを固めたもので、そのもの自体をそのまま食べるのではなく、それを使ってお菓子を作ったり、飲み物にしたりするそうです。(2枚目の茶色いもの)
今回は、お湯にとかして「ココア」としていただきました。
また、クリスマス文化の時に紹介いただいた「シムバング・ガビ」という深夜ミサの後の教会の周辺で売られている蒸しパンのようなスィーツ「ビビンカ」もいただきました。このビビンカとココアの組み合わせが、日本で言うと、初詣で振舞われる甘酒やお汁粉の様なものだそうで、みんな必ずと言っていいほど食べる様です。
ビビンカは蒸しパンの様なので一見甘そうなのですが、実は上に載っているの黄色いのは果物ではなく、”あひるのたまご”を塩漬けにしたもの。他にもチーズが載っていたり、ほんのり甘じょっぱいビビンカと、とっても甘いタブレア ココアの相性がまた素晴らしくて、ああぁフィリピン大好き。ってまたなりました。他にも結構、色々な種類があるそうです:参考フィリピン伝統のお菓子、「ビビンカ」。
また、飲み物では、フィリピンでよく飲まれる「ココナッツジュース」も試飲しましたよ。これまたどれもおいしくて幸せでした!
フィリピンのクリスマスパーティーでのプレゼント交換!これはティファニー先生からのご提案で、クリスマスパーティーでプレゼント交換をしないなんてありえない!とのことで実際に準備をしていただいたそう。プレゼント交換のやり方は、いろいろな方法があるそうですが、今回は受付時に配布されたくじをみんなで開き、その番号のプレゼントを受け取るというやり方でした。
プレゼントの中身は、フィリピンにちなんだもので、インドネシアやフィリピンなど東南アジアで採集される薄い半透明の貝殻が特徴の二枚貝「カピス貝」を使ったアクセサリーや飾り物やフィリピンのスナック菓子などでした。先生達やスタッフもみんなで参加して、何があたるか?それぞれ当たったものを紹介したり、自慢したり、まさにフィリピン流のクリスマスを味わいました。
ワークショップ終了後、みなさまからいただいた声です。
・フィリピンには行ったことがなかったのですが、お料理の味や文化が日本と似ているのでとても親近感がわきました。ぜひ、行ってみたい!
・前回のイベントでティファニー先生と知り合いになり、帰りながら先生のお話をたくさん伺いとても楽しかったので今回のイベントにも参加しました。楽しかった!!
・子供の頃、フィリピンの女の子とお友達でお手紙のやりとりをしていたのですが、今のようにインターネットが発達していなかったので、あまりフィリピンのことを知ることができませんした。ずっと、フィリピンについて興味をもっていたので、今回、このイベントを知り参加しました。いろいろ知ることができてよかった。
・9月に夏休み休暇でフィリピンを旅行した時、空港でクリスマスソングが流れていた理由がわかりました。フィリピンを旅行してすごく楽しかったので、今回フィリピンのイベントということで参加しました。お料理おいしかったです。
・フィリピンは英語の発音もきれいだし、タガログ語がローマ字表記で発音もほぼカタカナ読みでいいと知って、旅行へのハードルが下がりました。
・海外に旅行したことはないのですが、海外のことにとても興味があり、普段から自分で色々勉強してきたので、自分で勉強したことが、実際はどうなのかを海外出身の方に聞いてみたく、今回チラシをみてワークショップがあることを知り参加しました。
テイクアナップのイベントは毎年自分たちなりにテーマを決め、2022年はコロナ渦がなかなか収束しない中、リモート中心に働きながらも、身近なところで”世界とのつながりを自分たちで切り拓いていこう”と、アジアを中心とした国々出身の方々に協力を頂いて、”世界”に目を向けたイベントを行ってきました。
2023年は、世界の方々との繋がりを更に強く感じられる年になるはず。様々な国の先生たちに教えていただいた海外からの視点、比較の中で得られた日本の良さ。自然の素晴らしさを、すこし欲張りに取り込んで”モノづくり”の楽しさ、身近さを感じられるイベントにしていけたらと考えております。
詳細はこちら→2023年2月/中学生以下無料!手作りDIYワークショップ開催のお知らせ
「TAKE A NAP」では、今回のようなイベント・ワークショップを通して、ご利用いただく方の学びや仕事、挑戦へ一歩踏み出すためのきっかけ…そこまではいかなくても何かあそこであんなことやってたな、あの人が出来るんだから私もやってみようかな、くらいの楽しい思い出の場作りのお手伝いが出来ればと思っています。
セレンディピティとは「偶然の出会いによる幸運、それを自ら引き寄せる力」
ワークショップでは、先生たち自身も初めて挑戦することをひとつ以上取り入れるようにお願いしていて、”完璧に仕上がったプロフェッショナル”ではなく、他の仕事や忙しい日々との合間に考えながらチャレンジしてくれています。先生たちのプロとしての一面に触れながら、いい意味での”拙さ”が醸し出す、個人としての”真摯さ”や”勇気”が身近に感じられる場。そこにセレンディピティを高めるヒントがあると考えています。
普段は仕事や学び、さらには子育てなど大変な日々。たまの週末に、普段は出会うことが無いような、新しいこと・世界・人や仕事に出会うことが出来る、そんなイベントを今後も開催していきます。
「TAKE A NAP」は、日々のお仕事や勉強の合間の休息も、長い1年や人生の合間の休息でも、ちょっと立ち寄ると幸せな出会いがある、そんな場所。今後のイベントやお知らせも是非ご期待くださいませ。
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